加齢 or ケモブレイン?
私は「せっかち」なのですが、ここのところせっかち返上かな、と思う事が増えている。例を言うと。。。
私はせっかちの必須アイテムである電子マネーを多用しているが、最近頻繁に残高不足を起こす。スマホ内臓で、クレカからチャージをするタイプのものなのだが、今までは無意識に、残高不足になる前にチャージをしていた。例えば電車の中や列で待っている時などに。何らかの待ち時間にやればいいわけだから、特に不便はなかった。が、それをし忘れてしまう。そしていざ支払の時に発覚する。せっかち台無し。
またはジムやゴルフ場からの帰り。以前は誰よりも早くロッカーから出てきていた。男たちよりも早いこともしばしば。長い髪(男女比で)を洗う&乾かす、メイクを落とす&メイクをする、というハンデがありながら、待たせる事はなかった。だが最近は、私が出るとみんなが待っている、という状況が増えた。
なぜだろう?と考えてみたのですが。
せっかちな私は、せっかち心を満たすために、色々なことを無意識にしていたと気づいた。
- 次にやることを、つい、考えてしまう
- それに合わせて、つい、準備をしてしまう。(支払い前のチャージ、着いたら帰り支度をしておく、などなどを空き時間に。)
*「ケモブレイン」は、抗がん剤治療の間、もしくはその後に、記憶力、思考力、集中力が一時的に低下する症状
http://hospital.luke.ac.jp/about/approach/pdf/ra22/4/research_activities_4_2_1.pdf
定期検査①
去年の今日はT大病院でセカンドオピニオンを受けた日=私にとって運命の日である。そして今日は3ヶ月ぶりの定期検査(CT)の日でした。受付で思わず足を止め、去年の今頃はここで直訴してたなぁと感慨深く眺めた後に、久しぶりの放射線科へ。
結果の詳細は来週メールで貰うんですが、ざっくり見た目は大丈夫でした(^^♪ あ、もちろん、リンパ節とかは細かい比較を見ないと分からないけど。それから来週は内視鏡検査@ガンセンターXもあります。今月は検査三昧。
ざっくり見た目のCT画像→1年前の食道は心臓を思いっきり押し上げてたけど、今日はちんまりと食道らしく収まっていてとても可愛らしい(#^^#) 近隣臓器も見た目は大丈夫そう。
そして主治医sの診察では、今気になってることも聞いてきました。
その前に前提として。。。まず私は、再発はしないと思ってます(爆弾発言)(根拠なし。理由を聞かれたら「だって太陽は東から昇るし」みたいな感じ(^.^)/~~~
ですが、仮の話として、もし再発したら以下のようにしたいと素人ながら思っています。
- 食道内転移→早めに見つかればESD(内視鏡手術) 外膜内ならPDT(光線力学療法) 外膜内に収まらず初回放射線照射範囲外なら陽子線。すべてガンセンターXが得意とする分野なので施行はガンセンターXで。
- 原発が再発→元がT4(外膜外)なのでものすごく可能性は低いと思うけど、一応PDTでやれるか聞く@ガンセンターX。かなり無理筋であれば全摘手術。その場合はT大病院・ガンセンターX・第三の病院で各プランを出してもらい比較検討。(チームワークも検討課題)
- 原発CRでリンパ節転移→リンパ節のみ切除。病院選びはT大病院・ガンセンター・第三の病院で比較検討。
- 他臓器転移→陽子線・放射線・手術で比較検討。病院選びも同じく。
実際は同時に色々起こったりして、もっと複雑で入り組んだ話になると思うけど、目安としてこのように考えてます。ものすごく素人考えだと思いますが。。。一応備忘録として。(再発しないけどねっ←しつこい)
で、仮の再発プランを確認(自分内)するために、最近知ったBNCT(ホウ素中性子捕捉療法)のことをY先生に、ウソがつけないA先生にPDTのことを聞いてきました。
私「放射線照射範囲外に転移した場合、BNCTってアリですかね?」
Y先生「BNCTは浅いところしか使えないよ。頭頚部ならあるかもだけど、それだったら陽子線でいいんじゃない?」
めちゃ納得。そりゃそうですよね。なので迷わず陽子線を第一選択にします。ところで先週の「マツコの知らない世界」で虎屋の羊羹をおいしそうに食べてたので手土産に持っていたところ、
Y先生「あ! マツコで見た!(大声)」と喜んでくださいました。良かった良かった。視聴率の良い番組ってこういう時便利(^-^) 閑話休題
そしてA先生診察室に移動。
私「食道内で転移したら、早期ならESDでちょっと深かったらPDTと思ってるんですけど、PDTってどう思います??」
A先生「あれ、消えたかどうか良く分かんないですよねぇ。見えないから。まぁその後にずっと検査していけばいいわけだけど。」
私「えっと、それって、放射線治療と同じ感じじゃないですか?」
治療スタートが去年の1/18なので、今回の検査sを無事クリアすれば1年経過となります。1年以内の再発と1年以後の再発では、後者の方が予後が良いらしいので、ぜひ無事にクリアしたい!と思っています。
再発しないけどねっ←3度目w
花粉症だった(過去形)
バブルと私
あけましておめでとうございます。
年末年始にかけて流れていたニュースに、バブルは再来するか??というものが割と頻繁にありました。この文脈での「バブル」は肯定的な使い方で、本来の意味とは反転しているのですが、まぁ言いたい事は分かる。華やかとか高揚感とか。でも無理じゃないかなぁ。根底にあったのは、右肩上がりがずっと続くと全員が無邪気に信じていた気持ちだから。それはともかく、そんなニュースを見ながら思っていたことなのですが。。。
私は1964年生まれなので、20代にその時代があった。誰でも思い出したくない黒歴史があると思うけど、それは20代の頃が多いと思う。なぜなら様々なルールから自由になり、体力もあり余っているから。私の場合はその危険な年齢とバブルが重なってしまった。
と言うことは、お立ち台でセンス振ってた?となりそうだが、それはしていない。確かに同じエリアにはいたけれども、少しだけ年上だったから助かったw 彼女達を、若いっていいね(何様w)とか大人ぶって言っていた。自分だって同じくらい恥ずかしいことをしてたのにね←中身は言えません。墓まで持って行きます。
良い事と言えば、自分史上最もアホな時代にも関わらず、あれはバブルのせいだったと思えること。周りに面白いエピが多くて、自分のことは棚上げ出来る。例えば会社の出張規定に、大真面目に「コンコルドには乗ってはいけません」とあったり。実際に乗った人がいて慌てて加えた規定らしいが、見習うべき上の人がそんなんだから、若気の至りエピなんて全然埋もれる。大した事ないよ、バブルだったしね、と。
悪い事は、テレビなどでバブル映像が流れるたびに、自分の黒歴史も思い出してしまうこと。ほんと恥ずかしいからやめて・・・と思っているのは私だけではないはず! なのに少し景気が良くなったおかげで、やたらとバブル映像を見る年末年始になってしまった。
ただ、赤面しながらも気づいたのは、私の中にずっとバブルがあったこと。当時のインタビューなどを見ると、みんなとても軽い。人々だけでなく空気も。そしてこの軽さを私はずっと持ち続けていると気づいてしまいました。(個人の気質のせいかもしれませんが、そこはあくまでバブルのせいということでw) そういう人、結構いるんじゃないかなぁ。バブルはとっくに終わったことだけど、まだまだ人の中に残ってる気がします。
でもまずいですね。気をつけないと。なぜなら私は今やガン患者。軽さとかノリとかのバブル癖は封印しなければと、肝に銘じた年始でした。
というわけで、今年もよろしくお願いしますm(__)m
知らなかった!?忘れてた!?
私の友人に早期の大腸ガンを経験した人がいる。性格は良く言えば大らか、普通に言えば天然(自覚はある) 私がガンになったことを人づてに聞いていて、少し前に会う機会があった。
A君「僕も15年位前に大腸ガンだったんだよね。最近まで知らなかったんだけど」
と衝撃の言葉。知らなかったってどういうこと!?と聞いてみると、
- 医者に「良性の腫瘍があるから手術」と言われ、内視鏡手術をした。(彼曰く、今思えば「陽性」を「良性」と聞き間違え。ポリープだと思っていた)
- 入院は2週間位だったと思うけどよく覚えていない。覚えているのは周りがガン患者ばっかりで、なぜガン病棟に入れられたんだろう?と思っていた。
- その後、3ヶ月毎に検査と言われ、そんなに頻繁に来れるわけないだろう(怒)と、さぼりまくり。
- 2年位前に新任の医者に代わり、A君のカルテを確認しながら「あ、Aさん、大腸ガンだったんですね」と言われた。びっくりしたけど特にその時点で何もすることはなく、よって気にすることもなく、そのまま忘れていた。
(彼は大病院のそばに住んでいるため、かかりつけ医=大病院。ご近所パスのようなものがあるとか。)
つまり彼は、再発の不安を感じずに15年を過ごした。本を買ったり調べることもなく、そもそもガンのことを考えることもなかったと。私のことを聞き、そう言えば自分もガンだったと思い出したと言う。なんて幸せなガン人生なんだろう! A君が大らかすぎるのか、それとも早期ガンとはそんなものなのか、、、、いずれにしても大変羨ましい。
ガンの事はいつも考えているわけではないが何となく頭の片隅にあり、ちょっとしたことで思い出す。夫に聞くと、たまに胸がぎゅーっとなると言う←かわいそう( ; ; )
もう少し時間がたてば頻度は低くなっていくと思うけど、忘れると言うほどにはならない気がする。
いつかおばあちゃんになって、私もそう言えばガンだった、なんて言いたいなぁ。あ、ボケるという意味ではなくてw
年末の色々
年末は色々なイベントが目白押しですよね。忘年会、クリスマス、大掃除、大河の最終回w 、テレビのSP番組s、年末セール、カウントダウンなどなど。 否が応でも「年末なんだ!」と思い知らされます。
昨年の12月は、痛みに襲われる→検査→告知→精密検査のため、全てキャンセルor台無し←例えば大河の最終回。一応見たけど集中出来ず、久しぶりの傑作だったのに残念なことをした(:_;)
クリスマスは次の日が大腸バリウム検査だったので、朝から検査用の食事(レトルトのお粥やスープ)でした。すごいクリスマスディナーだよね、と言いながら。
そんなことよりも、年末になってしまったために様々なことが遅れるということが心配でした。スケジュール遅れは1週間程度のことなんですが、その間にもガンがどんどん大きくなる気がして、タイミング悪すぎ!と思っていました。
ですが、今年無事に年末のイベント、忘年会や大河の最終回(しつこい)や、今日のクリスマスイブを過ごしながら改めて、あの辛い出来事が年末で良かったと思っています。なぜなら、今は幸せだと色々な場面で気づくから。忘年会に行ったり最終回を見たりだけでなく、もっとちょっとしたことでも。街中でクリスマスソングが聞こえただけで泣きそうになる。卓上の小さなサンタさんをいつまでも見ていられる。ジムで年末スケジュールをチェックできる幸せ。CMの年末ネタですら楽しい。
願わくば来年も再来年もずっとずっと。。。
というわけで、明後日からの大掃除も幸せなはずだ!←自己暗示w