がん闘病記と日々雑感

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~右往左往の備忘録~

バブルと私

あけましておめでとうございます。

年末年始にかけて流れていたニュースに、バブルは再来するか??というものが割と頻繁にありました。この文脈での「バブル」は肯定的な使い方で、本来の意味とは反転しているのですが、まぁ言いたい事は分かる。華やかとか高揚感とか。でも無理じゃないかなぁ。根底にあったのは、右肩上がりがずっと続くと全員が無邪気に信じていた気持ちだから。それはともかく、そんなニュースを見ながら思っていたことなのですが。。。

私は1964年生まれなので、20代にその時代があった。誰でも思い出したくない黒歴史があると思うけど、それは20代の頃が多いと思う。なぜなら様々なルールから自由になり、体力もあり余っているから。私の場合はその危険な年齢とバブルが重なってしまった。

と言うことは、お立ち台でセンス振ってた?となりそうだが、それはしていない。確かに同じエリアにはいたけれども、少しだけ年上だったから助かったw  彼女達を、若いっていいね(何様w)とか大人ぶって言っていた。自分だって同じくらい恥ずかしいことをしてたのにね←中身は言えません。墓まで持って行きます。

良い事と言えば、自分史上最もアホな時代にも関わらず、あれはバブルのせいだったと思えること。周りに面白いエピが多くて、自分のことは棚上げ出来る。例えば会社の出張規定に、大真面目に「コンコルドには乗ってはいけません」とあったり。実際に乗った人がいて慌てて加えた規定らしいが、見習うべき上の人がそんなんだから、若気の至りエピなんて全然埋もれる。大した事ないよ、バブルだったしね、と。

悪い事は、テレビなどでバブル映像が流れるたびに、自分の黒歴史も思い出してしまうこと。ほんと恥ずかしいからやめて・・・と思っているのは私だけではないはず! なのに少し景気が良くなったおかげで、やたらとバブル映像を見る年末年始になってしまった。

ただ、赤面しながらも気づいたのは、私の中にずっとバブルがあったこと。当時のインタビューなどを見ると、みんなとても軽い。人々だけでなく空気も。そしてこの軽さを私はずっと持ち続けていると気づいてしまいました。(個人の気質のせいかもしれませんが、そこはあくまでバブルのせいということでw) そういう人、結構いるんじゃないかなぁ。バブルはとっくに終わったことだけど、まだまだ人の中に残ってる気がします。 

 

でもまずいですね。気をつけないと。なぜなら私は今やガン患者。軽さとかノリとかのバブル癖は封印しなければと、肝に銘じた年始でした。

というわけで、今年もよろしくお願いしますm(__)m