がん闘病記と日々雑感

がん闘病記と日々雑感

~右往左往の備忘録~

知らなかった!?忘れてた!?

私の友人に早期の大腸ガンを経験した人がいる。性格は良く言えば大らか、普通に言えば天然(自覚はある) 私がガンになったことを人づてに聞いていて、少し前に会う機会があった。

A君「僕も15年位前に大腸ガンだったんだよね。最近まで知らなかったんだけど」

と衝撃の言葉。知らなかったってどういうこと!?と聞いてみると、

  • 医者に「良性の腫瘍があるから手術」と言われ、内視鏡手術をした。(彼曰く、今思えば「陽性」を「良性」と聞き間違え。ポリープだと思っていた)
  • 入院は2週間位だったと思うけどよく覚えていない。覚えているのは周りがガン患者ばっかりで、なぜガン病棟に入れられたんだろう?と思っていた。
  • その後、3ヶ月毎に検査と言われ、そんなに頻繁に来れるわけないだろう(怒)と、さぼりまくり。
  • 2年位前に新任の医者に代わり、A君のカルテを確認しながら「あ、Aさん、大腸ガンだったんですね」と言われた。びっくりしたけど特にその時点で何もすることはなく、よって気にすることもなく、そのまま忘れていた

(彼は大病院のそばに住んでいるため、かかりつけ医=大病院。ご近所パスのようなものがあるとか。)

つまり彼は、再発の不安を感じずに15年を過ごした。本を買ったり調べることもなく、そもそもガンのことを考えることもなかったと。私のことを聞き、そう言えば自分もガンだったと思い出したと言う。なんて幸せなガン人生なんだろう! A君が大らかすぎるのか、それとも早期ガンとはそんなものなのか、、、、いずれにしても大変羨ましい。

ガンの事はいつも考えているわけではないが何となく頭の片隅にあり、ちょっとしたことで思い出す。夫に聞くと、たまに胸がぎゅーっとなると言う←かわいそう( ; ; )

もう少し時間がたてば頻度は低くなっていくと思うけど、忘れると言うほどにはならない気がする。

 

いつかおばあちゃんになって、私もそう言えばガンだった、なんて言いたいなぁ。あ、ボケるという意味ではなくてw